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ボバ・フェット(ジェレミー・ブロック氏)フィギュアについて
製作者 TOM

 カスタム2番目の作品です。
 素体はグリーンカードのボバを使用しております。(値段が た、高い・・・)
 制作期間は仕事が終わってからの2〜3時間を使って2ヶ月かかってます。
 写真の一段目は素体の何処をいじったか分かるように撮った物で
 青い部分が素体の地。白い部分がエポキシパテで盛り付けた部分です。
 全身のほとんどをナイフで削り落しました。特に上半身は元が異様に鳩胸の逆三角体型
 でしたのでなるべく違和感の感じない程度にしてみました。(これまたすごい苦労)
 ここまでするなら、300体記念のボバを使えば・・・なんて突っ込みを入れられると思います
 が,あれはあれで、妙に完成感があるし、どうしても仁王立ちで作りたかったもので・・・。 
 ヘルメットは完全自作です。勿論かぶれるように作りましたので写真の物は首をすげ替えて
 いるわけではありませんです。(スコープ周辺の造形には苦労しました。)
 銃は引金の部分とグリップ以外は新造です。ジェレミー氏がちゃんと持てる様に作れたのは
 私にとってはホントに幸運でした。
 (出来上がるまで持つことまでは想定してなかったもので・・・(^.^;...  )
 以外なほど簡単に一発OKしたのがジェレミー氏の顔でケニー氏の時のようにサイズ違いなど
 と言う、初歩的なミスも起こしませんでした。
 マントは似たような生地を購入して半田ごてで焼け穴を空けてあります。
 左右の腕のプロテクターもこれでもか!ってな具合までライフサイズの写真を元に造形してい
 ます。(ガリーさん、写真提供ありがとうございました。m(_ _)m )
 肩のプロテクターは一旦切り離した後、2mm延長して取り付けてあります。
 バックパックは真ん中のロケット状のものを根元から切り落として針金を差込み、それを芯に
 盛り付けして再現してあります。ここの彩色には少々、手を焼きました。というのもどの程度の
 色の濃さ、色合い、はげチョロがフィギュア部分とつりあいが取れるか、何せ派手な部分なの
 で違和感をなるべく感じないようにしたつもりです。
 最後まで苦しめられたのが(意外と)右肩に垂れ下がったロープで、なにでどう作ろうか
 試行錯誤した挙句、極細のリード線を3本ずつカット、それを3セット用意して三つ網を
 こまめに編んでおります。先端にほどいた紐を接着して一体感を出した後、色を塗って肩に
 取付けました。
 台紙はR2の時のように、パソコンで資料写真を加工、合成を施し厚紙に貼り付けをしている
 のですが、この合成、見た目にはあまり感じないかもしれませんが裏表の両面を合わせて
 合計約60〜70程の合成写真から成り立っております。また、挑戦的な試みとして両面を
 ラミネート加工しました。こうする事に寄って手でふれても全く心配ないし、
 サインが書きやすく見た目も結構良くなります。
 最後に・・・カスタムの場合においてはフィギュアはあくまでアクションフィギュアであるべきと
 (変な)信念に基づき、手足は可動範囲はせばまれたものの、しっかり動きます。
 スケール感を感じさせないぐらい、手を抜かずに製作する持続力のたまものでした。 f(^_^)